2026/06/19 09:00
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創業1911年の酒屋、小川屋酒店です。
煎り酒をご存じですか?
煎り酒(いりざけ)は、江戸時代頃まで広く使われていた日本の伝統的な調味料のひとつです。
名前に「酒」と付いていますが、飲むためのお酒ではありません。
当時は、醤油や砂糖がまだ高価だった時代。そのため、日々の食卓では「煎り酒」が万能調味料として活躍していました。
素材の持ち味を引き立てる、やさしく奥深い味わいは、日本人の知恵が生み出した伝統の味ともいえるでしょう。
煎り酒の基本材料
煎り酒に使う材料は、日本に古くから伝わるものばかりです。
- 日本酒 500ml程度
- 鰹節(厚削り)30g程度
- だし昆布(小さめ)3枚程度
- 梅干し 3個程度
梅干しは、昔ながらの塩分の高い自家製梅干しがあれば理想的です。
煎り酒にはさまざまな作り方がありますので、お好みに合わせて材料や分量を調整してみるのも楽しいでしょう。
基本的な作り方
今回はシンプルな作り方をご紹介します。
- 陶器製の容器に、日本酒、鰹節、昆布、梅干しを入れます。
- そのまま3時間ほど置き、材料の旨味を酒に移します。
- 火にかけて沸騰させます。
- 沸騰後、3分ほど煮ます。
- 火を止めて冷まします。
- そのまま一晩寝かせます。
- 翌朝、丁寧に濾したら完成です。
手間はそれほどかかりませんが、一晩かけてじっくりと旨味を引き出すことで、味わい深い煎り酒が出来上がります。
煎り酒の楽しみ方
まずは、そのまま味わってみてください。
おすすめは、おぼろ豆腐に薬味を添え、煎り酒をかけていただく食べ方です。
また、
- 煮物
- 炒め物
- 白身魚のムニエル
- 蒸し野菜
- 冷ややっこ
など、さまざまな料理に活用できます。
醤油とはひと味違う、まろやかな旨味と梅の塩味と香りが、素材本来の味を引き立ててくれます。
おわりに
昔の人々が日常的に使っていた万能調味料「煎り酒」。
現代ではあまり馴染みがありませんが、一度作ってみると、そのやさしく上品な味わいに驚かされるかもしれません。
ご興味がありましたら、ぜひ一度ご家庭でお試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日のおすすめのお酒です。
ありがとうございました。
