2026/07/17 09:00


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創業1911年の酒屋、小川屋酒店です。

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「懐石」と「会席」、同じ読みなのに全然違う?
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「懐石」と「会席」、同じ読

みなのに全然違う?

先日、「懐石料理って、お茶をおいしく飲むための簡単な料理なんだよ」と聞いて、「へぇー!」と思いました。

私はずっと、懐石料理といえば料亭でいただく高級なお料理のことだと思っていたのです。


実は、「かいせき」には二つの漢字があります。


懐石料理会席料理


どちらも品数が多く、一見よく似ていますが、実は成り立ちも目的も違います。


懐石料理は、茶道から生まれた料理です。


お茶会で濃茶をおいしくいただくために、その前に軽くお腹を満たす料理として出されます。「お茶が主役で、料理はそれを引き立てる」という考え方が基本です。


「簡単な料理」と言われることがありますが、それは質素とか手抜きという意味ではありません。現代の茶懐石では、旬の食材や繊細な技術を生かしたお料理が多く、丁寧なおもてなしの心が込められています。


一方の会席料理は、お酒を楽しむための料理。


お酒をおいしく味わえるように、お刺身や焼き物、揚げ物などが順番よく運ばれ、最後にご飯やお味噌汁が出てきます。


実は、この料理が出てくる順番にも違いがあります。


懐石料理は、ご飯・汁物を最初にいただき、お茶へとつながる流れを大切にしています。


会席料理は、お酒を楽しむことが中心なので、お酒に合う料理をゆっくり味わい、最後にご飯で締めるのが一般的です。


同じ「かいせき」でも、


懐石料理は「お茶をおいしくいただくための料理」。


会席料理は「お酒をおいしくいただくための料理」。


そう考えると、とても覚えやすいですね。


日本の食文化には、ただおいしいだけではなく、「何を主役に楽しむか」という考え方が込められています。


知ると、食事の時間が少し豊かになる気がします。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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